今日、用事あっていろいろ移動していたら、朔日餅買うために並んでいる行列に遭遇して。
朔日餅を知らない人のために一応説明すると、伊勢の赤福が毎月1日に、月替わりで季節に合ったお餅を販売するもので、マニアは予約して買うものらしい。
日本語教師養成講座にいたころの先生が伊勢の人で、伊勢の人はすごくこの朔日餅を楽しみにしていると聞いて、興味を持ったのだけど、買い方がイマイチわからなかったので、今まで食することもなく現在、だったんだけど、
なんやこの行列?思ったら、朔日餅を予約した人の行列で、その後ろにキャンセル待ちの朔日餅を買う行列があって
様子や並んでいる人、店の人の会話から察するに、予約した人は、指定の時間に買いに来るもので、その時間に来れなかった人がキャンセル分を当日買うことができるらしい、という感じで、
まあ、この偶然に遭遇するの、次いつかわからないから、並んで買っとけ、みたいに思って
予約した人の行列が切れる直前ぐらいに並び始めたので、キャンセル待ちの行列もそんなに待つことなく、運よくすんなり朔日餅を手に入れた。
4月なので桜餅


こんな感じの包装にはいってて
まあ、こんな感じで日本の象徴的なものを買うことに、半分抵抗感は確かにあって、でも桜餅は普通に好きだしな、みたいな
前にも書いたかもしれないけど、日本の伝統的なものって、自分は参加させてもらえずに傍観していて、むしろ見ていて孤独感とか疎外感とかを誘発するものだったりして、
自分にとって子どもの時楽しかった食事の思い出って、父さんと一緒に外食したことで、京園という肉まんやで食べた肉まん(のちに持ち帰り専門店になったけど、私が幼稚園ぐらいのときは中でも食べることができた。今はその場所に店舗はない)元町の中華料屋(といっても、あの中国人街の高いお店ではなくて、地下街の中にあるお店)で食べた中華料理、父さんが務めていた会社の社長が他に経営していたレストランで食べたグラタン、父さんがなんか奮発して私を宝塚につれていって食べさせてくれたピザ
父なりの奮発に得意げになっている父を見るのは嫌いではなく、むしろいい思い出だった。
ええもんはええ、それでええやん、思てて
昼ご飯に本格ピザ食べて、おやつに老舗の桜餅食べる、みたいなのが、おかしいことかな?みたいな感じで。
お昼に本格ピザ食べるひととか、べつにおやつ老舗の桜餅でも構わない人多いけど、日本の老舗のなんとか、いう人は、洋食煙たがる人、少なくないような気がして。
なんか、並びながらみゆき姐さんの「旅人のうた」歌いたくなって
西には西だけの正しさがあるという
東には東の正しさがあるという
何も知らないのはさすらうものばかり
日ごと夜ごと変わる
風向きにまどうだけ
中島みゆき 旅人のうた
本当に私はこの年まで、何も知らないで風向きにまどいながら生きて来たなとか思う。
まあ、朔日に桜餅食べるとか縁起がいいなとか思いながら、でも今日エイプリルフールでもあるし、この縁起の良さが嘘だったりしてとか同時に思って。
あの愛は消えても
まだ夢は消えない
君よ歌ってくれ
僕に歌ってくれ
忘れない忘れない
ものもここにあるよと
同
とりあえずこんな感じです。


