自分の漫画歴を振り返ろうと思って(ネタバレかなりアリ)

えと、今日後半見るんだろうけど、あっちゃんの『呪術廻戦』の回見てて、

って、昨日楽天で『呪術廻戦』の英語版、今ある9巻までを買ったのですが。

歴代のジャンプ漫画の話していて、ワンピース98巻とか長すぎとか言ってて笑ってたんですが。

あと、少女漫画とか、男性は読まないって言ってるの見て、

あ、女子で両方読んでるはけっこういるけど、男子少ないかもな、とか思って

まあ、あっちゃん見るわけないけど、自分の精神構造どう形作ったか、自分で整理するために、少し纏めてみてもいいかなと思った。

まあ、まず幼稚園のときの従姉兄のホラー漫画部屋なんだけど、

有名どころでは楳図かずおさんとか、つのだじろうさんとか、藤子不二雄(Aさんのほう)とかなんだけど

まあ、毎週長時間拘束されるので、ある程度は読むんですが、自分が読めるのはほぼ一択で

悪魔の花嫁 1

まあ、ご覧の通り、画像はそんなにグロくなくて。

長期連載として、もとはギリシャの神様だったんだけど、他の神様の怒り買って、悪魔にされた兄と、海底で茨にグルグル巻きにされている妹(兄妹で恋愛中)がいて、妹の方が輪廻転生して、生まれ変わるからそちらに魂を移して現世で恋を実らそう、っていう話なんだけど、

元ギリシャ神だった妹って、ヴィーナスで、で、生まれ変わったのが日本人女性で、美奈子(無理矢理字をヴィーナスに充てている)なんだけど、悪魔になったほうの兄が、現世で生まれ変わってる美奈子を見て、ちょっと心変わりしかけて、美奈子かヴィーナスかで揺れ動くっていうお話で、

お話としては、基本一話完結になっていて、金銭欲とか権利欲とか、嫉妬とか羨望とか、人間の負の感情を悪魔が利用して、その人を自滅させるお話でほぼ毎回完結していて、

まあ、ソレ、幼稚園の時ほぼ毎週数時間熟読、いうやつで。

自宅漫画なくて、でも、当時本屋は漫画立ち読みできて、でもどれ読んでいいのかわからないから、やっぱり『悪魔の花嫁』の続刊とか、あと、雑誌『プリンセス』で出る新作確認していることが多くて

で、次、父が仕事で同僚からもらってきた『少女コミック』に掲載されていた漫画の中で一番絵が綺麗だった

風と木の詩 (1)

まあ、ジルベールが美少年なんですが

あんまり自分の学校のことかかないでいたいんだけど、今マジでタイムリーに扱っているやつで、子ども感の歴史みたいなのがあって

漫画と少し離れるけど、バックグラウンドの説明として入れるんだけど

中世まで、子どもっていうように子どもを捉えることはなくて、コミュニケーションとれる年齢(7歳ぐらい)になったら、もういきなり労働力で、徒弟にはいって、お酒やギャンブルや下ネタとかバリバリ大人と一緒の話題するようになって

コミュニケーションとれるまでは、人間扱いですらなくて、文献高くて買えないし、図書館今閉館してるので当たってないんだけど、Wikiとかで見たら、乳幼児期の我が子フリスビーにして遊んで落として殺してしまうとか、そんなこともあるぐらい人間扱いじゃなくて

で、18世紀あたりから、子どもの概念ができるんだけど、子どもは無垢で生まれてきて、純真でなくちゃいけなくて、もう、世間の諸悪とかと隔離するような教育とかされるようになったらしくて、

で、まあ、貴族の子とか、大人がワルい遊びするのに邪魔だったら、学校の寄宿舎入れて追い払うとか、そんな状態だったらしいけど、

で、漫画戻るけど、その寄宿舎に入れられていた少年たちのお話で、で、さっきの話題と繋がるけど、当時の少女漫画界の、子どもにはキレイな世界だけを見せる、みたいな動きに逆らう形で、恋愛の性的なものとかを、漫画の中に入れる、っていう試みの作品で、さすがに男女の恋愛だとリアルすぎるから、BLにしてしまえ、みたいな作品だったらしくて

ただ、時代背景的に仕方ないのかもしれないけど、家庭環境が悪いからBLになった、みたいな、BLって倒錯、みたいなカラーが見えないことはないです。

まあワタクシ、家庭でも学校でも、世間とも、まともなコミュニケーションとれる人がほとんどいないのに、そんな作品ばっかり読むから、みごとに発情するんですが、

まあ、他、パタリロ、とか、小学校の時はそんな本読んでたのかな。タイトルと作品ちゃんと言えないですが、『花とゆめ』読むようになったのはそのへんですね、家庭に問題のある家の子が、ちょっと倒錯した恋愛にはしる、みたいなお話が多かったですが。

あと、エスパー関係のお話、多かったですね、人より優れた能力あるから、社会から攻撃とか隔離される人たちのお話が多かったです。

で、母と一緒に住むようになって、また従姉の読む漫画に影響されるんですが、一番上の従姉の漫画は比較的まともになっていて、木原敏江さんの漫画とか影響受けました。

歴史ものですね、

夢の碑 青頭巾

鬼のお話ですね、さっきのエスパーのお話とノリが通じるところがあるんですが、特殊な能力を持つ鬼が、どう社会の中で世間に恐れられながら生き残っていったか、みたいなお話がメインです。

巻によって主人公が違うのですが、この『青頭巾』が一番好きだったように思います、没落した貴族の子が、権力を取り戻すために、稚児になって有力者とBLしたり、家柄の良い嫁さんはいるけど、権力のある女性のもとに枕しにいったりとかして、記憶では

「上りつめねば意味がないわ!」

とか言って、家柄の良い嫁と、権力がある愛人の、二人の女性を権力のために利用しようとするんだけど、最後その女性たちに食われる(権力を取られるとかじゃなくて、まさに肉食ね、カルバリズムね、彼は私のもよーとか言って食うとかいう恐ろしいやつね。)っつーエグいお話だったと記憶するんだけど、

まあ、そのあと、萩尾望都さん、ハマるかな

半神(今アマゾンネットつながらなくなったので、あとで画像いれます。)

なんだけど、

女の子が二人いるのね、でも、手術前のベトちゃんドクちゃん状態で繋がってて

双子なんだけど、片方はめっちゃ可愛いの、でも、もう一方は骸骨みたいに見た目悪くて

実は、可愛い方は自分で栄養が作れなくて、骸骨みたいな方の子の体で作る栄養をとって生きてて

で、可愛い方は知的に送れていて、可愛い顔で幼児のようにはしゃいでいて、

で、ああ、この子たち、理解力ないんだと思った大人が、骸骨のほうの子を、「でもちっちは見かけが悪いわよね」とか、本音を口にして

でも、骸骨のような見かけの方の子は、どちらかというとアタマのいい子で、大人のそんな本音の発話を理解していて

で、自分勉強したいのに、くっついている双子は幼児みたいにはしゃいで遊んでいて邪魔だし、彼女にとってはいいことなしの双子で

お父さんが教養ある階層の人で、優しさを持ってその双子を理解するように、骸骨の方の子に説得したりするんだけど

ある日、医者が、骸骨のような見かけの方の子に、

もう二人は大きくなって、君の体では二人分の栄養をつくることはできない、命がけになるけど、切り離す手術をするか?まちがいなくもう一人の子は死ぬけど、君だけは生き残れるかもしれない。

って言うのね。

で、賢い方の見かけ骸骨の子は、ほっといたら両方死ぬんだったら、自分だけは生き残れるかもしれないなら手術したい、危険だって構わない、もう一人は死ぬけど、たぶん、それもわからないまま死んでしまうんだろう。

って思って、手術するのね。

手術は成功して

二人体離れて、隔離されてしばらく入院してるんだけど、

しばらくすると、骸骨の見かけの子が、ちょっと体に肉がついてきたりして、歩けたりして、

で、しばらくして、もう、双子の方が長くないから、最後に見に行きますか?って言われて会いにに行くのね

で、そこに、骸骨のような見かけだった頃の自分のような姿をした、もと可愛かった双子が無邪気に自分に手を振っているのをみるのね

で、その双子が死んでしまって、生き残った自分が、どんどん健康になって、可愛かったころの双子のような姿になっていくのね

大きくなって、大学に行って、彼氏とかもできたりするんだけど、鏡に映るのは、自分が見捨てた可愛かった双子のような見かけの自分で

愛よりももっと深くおまえを愛していたよ

憎しみもかなわぬほどに憎んでいたよおまえを

とか言って、鏡の前で泣いているシーンで終わるんですが。

ネタばらししてますが、興味があれば16ページぐらいの短編なので読んでください。

萩尾望都さんは、他に、マージナルとか、エッグスタンドとか歴史物とかSFもの多かったですが、好きでしたね。

従姉とか、もっと初期の『ポーの一族』とか、『11人いる』とか、あと、原作はほかの作家さんですが、『百億の昼と千億の夜 』あと、『マーリン』(だったかな?ちょっとタイトル自信ないけど)を持ってましたね。『ポーの一族』はノリがダークすぎて、私途中でドロップしたんですが。(不老長寿の吸血鬼の一家が、いつまでも年をとらないので、近所の人に怪しまれるから、定期的にお引っ越しするお話ですが)

高校行って漫研入ったら、逆に漫画読まなくなったかな。みんなアニメとか特撮だったので話合わせられる人いなかったのと、バイト急がしすぎて読めなかったのと。

短大行ったらヤンマガ読むようになってましたね。『代紋エンブレムテイク2』とかのヤクザものとか、『ゴリラーマン』とか、『バイクメ~ン』とか。(どんな女子短大生だよ)

一番影響大きかったのは

『ゴッドsave theすげこまくん』(これも今アマゾン画像出ないのであとで入れます)

理系の撃ヤバ高校生のすげこまくんと、新人女子教師のまみこ先生のラブストーリー(?)って、すげこまくんがまみこ先生をストーカーしてるのを、まみこ先生があきらめて受け入れてるだけのような形なんだけど。

なんか、当時の永野のりこ先生の作品は、当時社会的に阻害されがちのオタクを、漫画で社会参加させる形のお話が多かった気がします。

たぶんある程度の長さがあるブログで、一部に作品を一部分だけ載せるのは著作権法OKっていう内容のテレビ番組をみたことがあるので、前から載せたかったやつ載せますが

ちょっと画像編集ソフトとか使いこなせてないので、絵がアレ、ですが。

まあ、電波が来てるみなさん、集金には気をつけましょう。

あともう一個

これも、なかなかVRの時代を先取りしている感じです。(ちがうちがうちがーう)

まあ、永野のりこ先生、本当に尊敬していて。

産経新聞で掲載していた『ちいさなのんちゃん』でご存じの方もいらっしゃるかと思いますが。(まあ、ピンと来られる方は気付かれるかもしれませんが、Noneの名前はここからきています)

あとまあ、ヤンマガで言えば、『ぼくんち』とかかな。サイバラ先生の。

作者の名前もちゃんと思い出せないけど、『X-ペケ-』って漫画の、ゆる~いノリしたウサギの顔した兄ちゃんが好きで、今のじぶんの「ゆるいノリ」そこから来てるんだけど、あと、上の、「半神」の双子のお母さんが、すごいゆるい感じで、「ユージー、ユーシーにちゃんと座らせてねえ」みたいに話してるの、それリアルで使ってますが

漫画とかテレビとか一緒に見るようになった彼が読んでて影響受けたのは、前に書いた『ワンピース』とか、『無限の住人』とかあるけど、まあ、彼がサイバラ先生好きだったから他のも読むようになって『まあじゃんほうろうき』とか、あとやっぱ『ナニワ金融道』かなあ。影響受けたの。

あと、漫画じゃないけど、小学校の時、家に多湖明先生の『頭の体操』シリーズが揃ってて、自分の部屋の中、他の親戚が置き去りにした本の図書館状態だったんだけど、基本読むのそれだったかな。

たぶんね、心理学の研究を使ったクイズとかパズル満載なんだけど、復刊されないところを見ると、著作権的にやばかったんじゃね?みたいに思っています。まあ、インターネットも機械翻訳機もない時代に、日本語でパクられていたとしても、欧米人には気付かれまい、みたいな本だったのではないかと思っています。

たぶん、コレ、かなり勉強になったと思っています。

ほかにもね、森川久美先生の『シメール』とか、今もうほぼほぼ手に入らないんだけど、文学作品を理解しながらじゃないと読めないとか、(実業家として成功していたけど、罠に嵌められて没落した父が死んで、一旦主人公父親無くした後旅芸人とかなるんだけど、政治的実力者が養父になって、まあ、罠に嵌めた父の敵と、養父の政治的敵対者が一致してたので、主人公を役者として、また剣術とかいろんな技能を超エリート教育して、復讐できるように育てるんだけど、実は養父は、母が結婚前に母にプロポーズしたんだけど、母は養父じゃなくて父を選んでいて、振られた男で、で、その夫が罠に嵌められて落ちぶれたとき、養父に助けを求めに行くんだけど、まあ、女性として辱めを受けただけで放り出されて、その事実を知った父が浮気することになった母を銃で撃って自分も自殺するとかいう事態になっていたのを物語の最後の方で知る、と、養父は政敵を主人公が倒した後で、主人公を殺して自分だけ有力者になろうとするんだけど、まあ、最後主人公が、復讐も終わった後、養父も殺して、役者として舞台に戻っていく、みたいな。実父と養父の、光と影を見る、みたいな、もう、何遍見ても泣いちゃう、みたいなお話もあるんですが。まあ、これが、お話と劇中劇の『ファウスト』とかと絡んでいて、めっちゃ読み応えあるんですが。いやもう、この文章読んで理解できてる人いないと思うけど。)

ああ、あと、社会人になってから読んだ青池保子先生の『アルカサル-王城-』とか、池田理代子先生の『エロイカ』(下ネタ本ではありません。ナポレオンのこと書いた歴史漫画で、『ベルばら』と繋がっているものの、もっと歴史小説に近いものです。)

まあ、こちら二つは出てくるキャラクター全部の政治的判断がすごすぎて、ほぼほぼ皇帝学ですがな、みたいな作品になっております。

ってまあ、これ読んだ人がみんな「ドン引き」してるようすが目に浮かびますが。

まあ、結論としては、子どもの時期に読むマンガって、子どもに純粋さを求めてキレイ事すぎてもいけないけど、ある程度健康的なほうがいいよねっていうオチで終わらせていきたいと思います。

とりあえずこんな感じです。

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