日本語教育ってなんだろうなって考えさせられた

まあ、昨日の授業、~ていく、~てきた、を使って、まず生徒たちが日本語がうまくなってきた、って言って、もっと勉強すれば、もっとうまくなっていく、って言ったら、ちょっとヤル気出したような感じで、あと、今大阪暑いけど、先生が子どもの頃、こんなに暑くなかった。大阪は暑くなってきた。と言って、大気汚染(これは、けっこう説明要った。工場から煙が出て、煙がたくさんになって、吸って、病気になる。とか言ったらわかった)が昔よりへってきたこと、自然保護(これも同様の説明要)も増えてきたこと、をFactfulnessのグラフで見せて、地球環境がこれからよくなっていくか、それともやっぱり、人間は木を切ったり、工場をたくさん作ったりして、環境は悪くなっていくか、聞いたら、こういう大きな問題の意見が言えることが嬉しそうに思ったのだけど。

最初に、日本人の多くが、衰退を感じているのに、彼らはもともと将来に楽観的だった、っていうことのほうが印象的だった。

あと、~のような、を教えるところで、~のような日本のアニメ、を言わせるところで、ドラえもんと、コナンと、ワンピースと、ナルト、ここまでは生徒が全員知ってるって今までの授業で把握してて、チャレンジでガンダムと鬼滅の刃のイラストパワポに入れてて、

生徒に見せたら、ガンダムは中央アジアの生徒が、鬼滅は、すごいいつも授業を休んでいる生徒が知ってた。

クラスのマイノリティーの日本に対する関心が拾えたような気がして嬉しかった。

めっちゃ授業休む生徒とか、問題解かせたら、教科書の答えじゃなくて、実際の日本社会で見聞きした口語的な言い回しで答えたりしていて、教科書で日本語を学ぶのは向いてないんだな、って思ってて、その生徒が、学校休んでて鬼滅知ってるってやっぱり「学校の日本語」に問題あるよな、って思った。

まあ、昨日の授業は、そこそこうまく行ったんじゃないかな。

で、家帰って、昨日は日本語教師の集まるZoom交流会出てて、

日本語学校で漫才とかお笑いを取り扱うブレイクアウトルームがあって、参加したら。

なんか、有名な国際夫婦漫才コンビがお話されてて。

まあ、日本語学習者が、リアルでやる間違いをネタにして、漫才を作らせたら、日本語で間違いをしてしまった学習者に、自信をつけさせたり、会話で使える日本語を身につけられるようになる、というお話で。

まあ、ソレ、お笑いを習うので日本語がうまくなったっていうの、東進のニックさんとかいるから、すごく納得できるんだけど。

国際交流基金とかJICAとか、笹川財団とか、めっちゃ大きいところから支援されてるんだけど、

あと、有名な大学で、留学生にお笑いを習わせる授業とかもしてはるみたいなんだけど、

関西のお笑いが留学生むけじゃない、と言われたことと、普通の日本語教師には、生徒にお笑いを教えるだけのセンスがない、みたいなことをおっしゃってたので、最後まで何にも言えずに「むぅぅ」みたいになって居たんだけど。

まあ、そのひとも、関西の日本語学校では、違和感感じられることが多いっておっしゃってたけど、実際ネタ紹介されてたの見たら、私も、それを「お笑い」と呼ぶのには違和感を感じていて。

確かに、奥様はフランス語話者だし、ご主人もフランス語堪能だし、漫才をフランス語でできたりして、国際的なんだけど、

関西やったら生徒にお笑いやるのを教えられる日本語教師、ざらに見つかるんちゃう?は、やっぱ正直思った。

っていうか、関西の日本語教師は、日常の授業のなかで、生徒の間違いをツッコんでいる先生は少なくないと思う。

実際、自分は授業で、自動販売機の前に自転車があります、と言わせるイラストで、生徒が「自動販売機の上に自転車があります。」言うて間違えたとき、

「うぇえ?」

言うて、イントネーションと表情だけでツッコんだし、生徒も言われて笑ってたし。

生徒の間違いに、一言も使わずに、顔芸だけでツッコめる日本語教師は、関西なら少なくないと思う。

いや、お笑いを日本語教育に活かそうとする運動っていいと思うし、それが受け入れられて大きな運動になっていることは歓迎するべきだけど、

関東の先生は知らない、でも、関西の人間はDNAレベルでお笑いのセンスがあると思ってるから、普通の日本語学校の先生にはお笑いの授業は、できず、ちゃんとお笑いの養成所に通ったプロしかできない、という認識は改めていただきたいな、は、正直思った。

大阪のしゃべくり漫才が、関西弁なのと、早口なのが留学生に理解されにくいのは、確かに問題点だと思うけど、それを標準語にして、話のテンポを合わせるようにするようにすればいいのであって、笑いのセンスの問題じゃないと思う。

世界で活躍されていて、こういうネタはこの国では使えないとか、世界各地域の方々の文化を配慮されているようだが、関西人の心はけっこう傷ついた。

まあ、関西の芸人さんで同様の運動をされている国際漫才師さんも紹介していただいたが。

吉本興業がお笑いを日本語教育に活かそうという動きをしているということはすごいと思う。

って、吉本じゃないし、そもそもお笑い芸人じゃなくて、職業モデルなんだけど、「ピロシキ-ズ」面白い。

まあ、彼ら、発音が少しロシア語なまりだけど、小さいときから日本に住んでて、日本語学習者じゃないし、文化的には日本の文化の方が影響を受けていると言っているけど。

まあ、関西弁なところとかもあるし、お笑いセンスが関西だから好きなのかもしれないけど。

ちょっと思ったのは、関東のツッコミって、誰が見ても聞いても間違いだとわかるものをツッコんでいるような気がして、関西は、見過ごしそうな矛盾とかを「ちょっと待て」みたいにツッコむことが多いから、外国人には理解されにくいところがあるのかな、は、思った。

ただ、5才から日本に来て、20年近く日本で日本語話していて、それでもイントネーションを日本語(っていうか関西弁)にするのは難しいんだな、って思った。

まあ、私も、自分が英語とか発音するの練習するとき、ネイティブじゃなくて、聞き取りやすい、整った非ネイティブの真似することのほうが多いけど。(ハラリとか、そのへん、本当に日本人に真似しやすい発音してるんだけど。)

日本語教師の人のツイッターで、Language Learning with Youtubeの存在を知って。

YouTubeでの英語学習がはかどるGoogle Chrome拡張機能【今日のライフハックツール】

前に紹介した、NetflixのやつのYouTube版なんんだけど、

あ、これ、他に使い方ないかな、と思って、

YouTubeとか、自動で字幕つける機能と、それを自動翻訳する機能あるんだよな。

字幕表示と字幕の自動翻訳

これを組み合わせると、日本語の動画を、各国語に翻訳した字幕を見ることができる。

これが組み合わせたヤツ。日本語の自動作成字幕は、昔に比べたら正しい字幕が出るようになってきた。

「繊細さん」とか、ふつう使わない言葉は、「専斎さん」とか間違えた字幕も出たり、発音のせいでぜんぜん違う字幕になることもあるけど。

こればベトナム語で、翻訳の精度を確かめられないんだけど、中国語で見る限りは、まあまあイケる翻訳なんじゃないかと。(そりゃ、意味とれるけど、ネイティブに語感が通じる物になってない可能性はあるけど)

日本語自動字幕を、日本語で自動翻訳をすると、読みがローマ字で出るが、「お味」が「を味」になったりはしている。

中国語はピンインが出る。

Chromeの拡張なんだけど、アンドロイドのChromeとかでは使えないのかな?ちょっと見つからないんだけど。

生徒とか、パソコン持ってないとか多いし、薦めないんだけど、フモン語とか、私聞いたことないよ、みたいな言語の人でも、日本語の童話の動画などを、学習材料にすることはできるようになっているようで。

昨日のZoomで、最初の乾杯のところと、漫才のところは、ずっと話聞いているだけだったんだけど、2次会あって、そこで、『まるごと』つかって授業をしている人の話が聞けたり、オンラインで教えている人の話が聞けたりした。

オンラインとか、上手にできる自信はあんまりないんだけど、うらやましいなあ、は、思って。

昨日の人は、欧米の人に教えているから、時差とかあって働いている人だったけど。

スカイプで画面共有できるとか、その場にいた他の日本語教師の先生みんな知ってたのに、私知らなくて、情弱を自覚。

『まるごと』もいいよね。今、全部公開されているから見たけど。

今から、中国語教室の宿題やって、そのあと中国語教室行って帰ってきたら、残ってる4コマ目の教案書いたり、昨日の授業、渡したプリント回収して、ぜんぶ添削することにしたから、その次の週から少し授業の準備すること少ない週が続くけど、まあ、ざっと採点します。

とりあえずこんな感じです。

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