できるだけ卒業まで彼らの授業はしたいけど

なんか、一旦気持ち決まったらアタマの中整理されてきて。

たぶん、一番ひっかかったのはここだ、というのがはっきりして。

授業、一度チェックされて、技術法的な問題点とか、注意されるのは、私もまだまだ新人だから当たり前なんだけど。

「彼ら(生徒たち)の文化や教養は低いので、彼らに理解できないことはやらないでください。」

という文言だったんだと思う。

彼らに理解できるようにやってください、じゃなく、やらないでください。というところ。

アニメも、彼らはこれこれのタイトルしか知らないので、それ以外は出さないでください。と、正直ぜんぜん面白くない小さい子向けのアニメを2、3言われて。

受け身のときだったかな、例文に、

「私の秘密を友達に知られました。」

みたいな文章を書いたとき、こういう、心理的なことを理解する能力は彼らにありませんから、わからないからやらないでください、と言われ、教案から消したんだけど。

実際、授業やってて、例文足りなくなったから使ったら、

秘密、が未習語だから、説明は必要だったけど、生徒たち、クスッと笑ったし。もちろん、この例文、確かに受け身がわかりにくいけど、もとの教案でも、ある程度受け身がわかりやすい例文を続けて、被害受け身を続けて、の文脈で書いてたと思うんですが。

そもそもが、授業で日本語文法を教えるのが自分の仕事だけど、実際に今住んでいる大阪で、自分たちでも理解できる日本語を探して自分で読んだり聞いたりすること、それを手伝うのも日本語教師の仕事だと思っていたから、今の学校では、それは求められてないから。

生徒を変えようとしないでください、先生が替わってください、と言われ。

実際、彼らに難しいことを言ったこともあると思うけど、上手に教えられるようになりたくて、でも、それをできるようにする学校ではないらしくて。

最後まで今当たっている生徒には、今の学校の方針に沿って最後まで授業をしたいとは思う。

自分は、まだ、教え方とか上手じゃないし、日本語文法の知識についても、知識が十分じゃなくて勉強しなければならないところはたくさんある。でも、この学校のコンセプトで、教え方を積み上げて行きたいと思えない。

ちょっと、正直、自分の学校の生徒の文化と教養を低いです、って言ったとき、その先生は小馬鹿にするような顔をしていて。

同じように、自分よりスキルの低い先生方のことも(私のことも)ちょっと馬鹿にしていらっしゃるような気がするところもあって。

生徒たちに高い教養や文化が理解できないと思っているように、低いスキルの先生が上手に教えることもないように思ってないだろうか、みたいなところがある。

いっぺん、教案で、ここがいいです、このように書いてください、っていうことを書いてあったんだけど、なにひとつひねってない、無難な無難な文章のところを褒めていて。

それは、生徒にウケとか狙わない、と言われているように思って。

まあ実際、次にどこかに変わろうと思っても、難しかったりするんだろうな、は、わかっていても、これならばボランティアのほうがいい、って思って。

残りの期間、できるだけ頑張って、彼らに楽しくてためになる授業をやっていきたい。

とりあえずこんな感じです。

にほんブログ村 外国語ブログ 中国語へ

にほんブログ村

にほんブログ村 受験ブログ 大学受験(本人・親)へ

にほんブログ村

にほんブログ村 哲学・思想ブログ 思想へ

にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA