朝起きて、ユーチューブの中国語の聞き流しに使える動画を、プレミアムなのでダウンロードできるので、ダウンロードしてギガを使わないようにして中国語教室までの道を流しながら行く。
聞き流すだけのつもりで、一番画素が荒い動画にしたら、教室着いてから、画面をみてピンインとか見ながら聞こうとおもったら、にじんで見にくい。もう少しいい画面にしようと思っても、一度設定した一番画素のあらいやつから変えられなくて、困った状態で授業を受ける。
前よりは、近い音を出せるようになったけど、まだ間違いが目立つし、先生の有気音のチェックも厳しい。有気音と無気温の区別はできていて、無気温で息を出すとか、有気音で息が出ていないとかではないんだけど、息が出る量がとても少ない。
紹介してもらった動画授業で、唾を飛ばすのを覚悟して有気音、とか言われたけど、有気音で音だそうとしたら、うちめっちゃ唾飛ぶんで、あと、おなかの筋肉めっちゃ動くから、ちょっと練習したらすぐおなかすくし、すぐ諦めて、唾の出ない、疲れない、あんまり息の出てない有気音で妥協しそうになる。
今日は、発音の練習より、日本に住んでるオールドカマー(日本語教師養成講座で習う用語で、1980年以前から日本に住んでる外国由来の人のこと)に対する差別とか、遣隋使とか、そのへんからいる中国韓国の人の話とか、日本人のことを他のアジア人より優秀な人種だと考えている右翼への批判とかの話が多かった。
まあ、先生が以前住んでいる土地の名前を出したことがあって、うちの近所なんだけど、ディープなルーツを推測できる場所だから、思い入れがあるのかもしれない。
まあ、そのあと太極拳行って、そのあと業務スーパーで、激安バナメイエビを大量に買って、今日の晩御飯は贅沢エビチリだったんだけど。
なんか、エビチリで、今日はみんなご機嫌で、Noneはオカンのことをいじって反抗期ぶって、そういう甘えが許されることを満喫していたんだけど。
教育を受けられない身分だった家のものが、いい家庭のように、勉強の教え方がわかった保護者とかいないので、暗中模索で勉強の仕方を探して、身につけたものを我が子に教えたい、学び方で、ああすればよかった、こうすればよかったを我が子に教えてあげたい。
それだけのことが、おこがましいのだろうか。子どもを型にはめているのだろうか、虐待なんだろうか。
今日、Noneと、エビチリで機嫌よくって、たくさん話をしていて、その中で、
「None、オカンはマジで、今度受けるって言ってる私立と、今のペースで勉強していて判定が高くなっている国公立大学と、どっちが結局Noneに向いた就職ができるのかわからないから、受かりそうにない第一志望を諦めさせてまで受かりそうな国公立にしろって言わないけど、父方の親戚とか、母方の親戚とかの、国公立に行くっていうことにたいする思い入れから考えたら、高い判定が出ている国公立をスルーすることは考えにくいんだけどね。」
とか言ってて。
N「他人の事関係ないって思ってるし。」
J「他人って、近所のMくんとかの話と違うし。って、誰やねん、って思うやろうけど。」
まあ、あんまり詳しくは書けないけど、周囲から期待されて、本人も高い希望をもって国公立を受けたけど、願いが叶わなかった親戚とかの話をして。
そのへんの親戚の無念さとか、私から見たら、ちょっとした落ち武者の背後霊なみに肩にのしかかってくるんですが・・・
最強の人とかそんなの関係ないとか平気でブッタ切れるんだろうけど、Noneが某校行きましたぐらいから、お年玉に親戚の一族の無念を晴らしたい気持ちがこもってるの感じ取れるし。
まあ、本当の苗字とか出せないから、仮にJの一族ってしておくけど、Jの一族にも優秀なものはいるんだ、って思いたい親戚の思いとかめっちゃわかるし、
株で億万長者の叔父とか、北野に行けるって言われたけど、ちょっと保守的なものに反抗したがる人だから、叔父の時代に北野を超す、と言われた東淀川に行って、卒業後、学生運動とかを東淀川がやって、成績がよくない高校になってしまって、叔父も、国公立じゃなく、私立の工業大学に行くんだけど
叔父は優秀な人だと思っているけど、仕事とか株のやりとりとかでそれはわかるけど、叔父の学歴を聞いても知らない人が多い学校しか叔父は出ていなくて、
Noneが某校に行った時の、叔父のお祝いの額がめっぽう高額だった。
それは、金額に遠慮しているわけではない、叔父の期待度がわかって躊躇しているんだ。
私の子どもだった時代は、おじとかおばとか、いとこ同士比較して、自分よりできのいい甥や姪に、あんまりいい顔はしない、っていうか、あきらかにいじめるおじとかおばとかいたけど。(Noneに高額のお祝いをくれた叔父は、ずっと独身で子どももいないので、よくしてくれた。特に、私は、母がシングルマザーで貧乏だったので、私が学校でいい成績をとると、それを口実にして、お小遣いをくれることがよくあった。比較的どの甥姪にも、その子どもたちにも、公平に対応する叔父だけど、私とNoneはそれでも特に大切にされてたと思う)
二十歳ぐらいのときに、ロスチャイルド家の話を書いた本を見て、成功した親戚は、妬むのではなくて、仲良くして、その親戚からおいしい話をもらって自分の地位を向上していると書いていた。
ユダヤ人とか、よく思わない人もいるけど、でも、繁栄する家っていうのは、じぶんより兄弟の家が羽振りがいいから妬むなんてしないんだな。うちの家は低俗なんだな、って思って、
Noneの代には、たとえ従妹従弟の家の子がどこに行っても、弟の家の子がどうでも、結束できる一族になれたらいいのに、は、勝手に思ってる。(って、その、「勝手に思っている」ということを、Noneには話してはいる。)
って、それだけじゃなくてね。
前に書いたかもしれないけど、父の兄と姉は、祖父が死んだあと、祖母が沖縄出の女性ということで、なにか差別的な対応を受けたということで、ひきこもりになってしまったので、父の兄と姉は、義務教育を終わらないまま、戦後働きに出て、お金を出し合って、父だけに教育を受けさせ続けた。
戦後の大阪で、情弱の沖縄出身の小中学生労働者は、一番下の父を大学に入れたら、それこそ社長にでもなって、自分たちを役職付きの社員として雇ってもらえるだろう、という見込みでいたのだろう、という話で聞いていたのだけど
実際、父は、そんなにステイタスの高い大学には行かなかったし、(関関同立のひとつだけど、そのときはお金が出せたらだれでも入れると言われていた)卒業時は不景気だし、大企業は、求職者を身辺調査してから雇う時代だったので、沖縄出身の母子家庭の息子には、いい就職はなかったんだけど。
そのとき、小中学生から働き続けて、生活はできる父の兄と姉は、父を見捨てた、と聞いている。っていうか、私は、父と別れる小6まで、本当に数えるほどしかその親戚に会っていない。
父の、私の教育のしかたは、間違っていた(お前は俺の子で天才だから、勉強しないで勉強ができるはずだと言って、勉強してたら殴るし、成績が悪くても殴った)
でもね、この父の、ただひとつ切れるカードが、他の兄弟は受けていない教育を、我が子に受けさせること(って、勉強させてないから受けさせるは日本語として間違っているんだけど、とにかく勉強に重心を置く、ということ)で、自分が行けなかった国公立に行かせたい、それを使ってよりよい就職をさせたい、という、これもまた落ち武者の背後霊みたいなのが私の背中にのしかかっていて
ただ、この男は、自分の子が勉強ができたら、自分にも能力があったんだという証明になるだろう、という一縷の望み、みたいなのは痛感して。
その私が、大阪に来て、自分と同じぐらいの頭の良さだと思った友達が、大阪の受験制度を把握した家でそだったから、自分よりいい高校と大学に行けたのだ、と思うようなことがあって、
自分の子が、自分と同じぐらいのスペックだとして、大阪にいて、受験をがんばったら、友達が行った高校と大学ぐらいの進路はとれるのではないか、と、思った。
具体的に何を学びたいかは本人の望むところを選ばせるべきだけど、持っているであろう能力を最大限活かせる進路をとらせられないか。
なにより、自分の平凡高校より、友達が行った高校の方が、設備がよくて、私の場合は交換留学とかしたかったから、その枠が全然違って、
大学は、自分が社会人で行ったとき、これを現役で行けてたらどれだけよかったかと思ったし。
そういうの、ぜんぶ、おこがましいの?
まあ、父は、子どものお年玉で凧あげて糸きるし、酒飲むなって自販機に割り込んだら、我が子吹っ飛ばすし、いろんな思いがあるけど、自分が、そして孫が、それなりの進路を進むことによって、そう悪くないDNAだったって、もう死んでるんだけど、言ってやりたいとか、おこがましいんかな。
まあ、実際、Noneが行きたくて受験の大学決めてるし、Noneには我が家の落ち武者の話はするけど、かまっちゃいないんだけど
誰とか言えないけど、自分が今知っている、高い教育を受けてて、それなりに学問が好きで頑張ってる人って、うち、直接聞いたりしないから、推測の範囲を超えないけど、住所とかからディープなルーツを感じさせる人が多くて、教育を受けることができなかった家系とかで、学問に対する思い入れとかめっちゃ感じるもの。
ホンマ、私は親がリッチだったけど、私は金持ちになろうと思わないから勉強とかしなかったとか、ホンマ最強。
教育が、貧困を防ぐことはできると思う。けど、すべての学問が好きな人が、裕福になるために学ぶわけではないと思う。そんなことも知らないぐらい、学問の事はどうでもよくて、自分さえある程度食べることができる状態になったら、興味はないし、学問とか勉強するひとを、見下すようなこと書いているし。
自分さえ食べていける、生活習慣をつけることが、人間としてもっと大事なもの、とか言うし。
早寝早起きができなくても、睡眠障害があっても、ちょいADHDがかってても、父方も母方も、機能不全家庭で、生活習慣とか、うまく受け継いでなくても、
まあ、昔と違って、たいていの食材、ググればクックパッドだし、昔ならいい家庭のご子息ご息女しか知らない、暮らしの知恵とかもググれるし、ちょいホンマに役に立つ知識とか、図書館とか行った方が安全な情報に出会えるけど。
正直ね、今、日本語を教えていて、いわゆるニューカマーさんたちなんだけど、喫緊の課題は、彼らが生活できる、進学できる、就職できる日本語を教える、なんだけど、
なんか、彼らをどちらの方向につれていくのが最善なのかを考える。
最近、オールドカマーが抱えているトラウマっぽいのとか、オールドカマーとは違うけど、日本で不利な立場にあった人たちとかで、教育を受けて、自分の立場を理論的に主張できるようになった人たちとか。
って、学生の宿題を見て思う。みんなバイトいっぱいしてしんどいことを書いている。彼らがたぶん、バイトでためたお金とか、進学してバイトしたり、日本に就職したら、
たぶん、この生徒とこの生徒は、将来結婚して子どもができたら、我が子には勉強に集中させて、本来自分がバイトなどしなければ出せただろうスペックを我が子につけさせようとするだろうな、というのが想像できる。(っていうか、現時点で、バイトでフルスペック出せないことを憂いている)
クリスマスだけ貧乏人にプレゼントしたら、他の日はどうでもいいような人には、ただの面倒くさい話なんだろうけど。
って、私、ドイツ語専攻だけど、関係ない学部学科の科目たくさん取ってて、さらに取りもしない授業の資料とかも学生の時読んでいたから、
三代目はジェントルマン、だったけな。一代目が富を築いて、二代目がその富を使って教育を受けたり、上流階級の作法を覚えたりして、その二代目の教育を受けられる三代目がジェントルマンなんだって言う・・・イギリス史かなんかの本だったと思うけど。
彼らだって、親が、お金持ってるのか、借金してか、お金を出して、今いる生徒が日本という、彼らの国に比べたら進んだ技術などがある国に着て、彼らの子どもの代で、まあ、今はなんでも時代が進むのが早いから、彼ら自身がある程度の年齢になるときにそうなるかもしれないけど、先進諸国レベルの知識技術文化がある市民になって。
まちがいでも、おこがましいことでも、ないと思う。
5、6歳のときに適切な対応があるのとないのとで子どもの伸びは全然違うという。決して、型にはまった教育をそのときに押し付けるなんて、昭和的な教育はしてはいけないんだろうと思うけど。
そこで、その子にあった対応をするための、発達心理学とか教育学とかを学ばないで、その子の天然なところを見て、「かわゆす~」とか言って放置とか、まあ、たぶん、一生そんなに働かなくても、他人を働かせれば豊かに暮らしていける富裕層の育て方なんだろうなと思うけど。
って、怒りがおさまらないや、どうせ人のうちを虐待扱い言ったこととか謝ったら負けとか思ってそうだし、それでもブレないとか言って、おこがましいとか言い続けるんだろうから、このへんで寝ます。
とりあえずこんな感じです。


